2008年09月23日

CO2増えたら植物どうなるの? 各地で研究中

 大気中の二酸化炭素(CO2)の濃度が上がると、植物はどう変化するのか。人間の排出量削減の取り組みは進むが、吸収する植物や農業への影響はわかっていないことが多い。地球温暖化の未来をより正確に予測するための基礎研究が、各地で続いている。

 岩手県雫石町の水田に未来の一角がある。白と黒のチューブが10メートルほどの八角形に張りめぐらされている。「プシュー」と音がしてCO2が噴き出した。

 「囲いの中は50年ほど先の環境」と農業環境技術研究所(茨城県つくば市)の長谷川利拡・主任研究員。東北農業研究センター(盛岡市)と共同で実験を進めている。

 内側のCO2濃度は外側より200ppmほど高い570〜580ppm。センサーが濃度を監視し、風が吹くなどして濃度が下がると自動的にCO2を補う。植物にとってCO2は光合成に欠かせない「栄養素」。だが、濃度が上がると、コメは収量が十数%上がる一方、病気にかかりやすくなるというデータもあるという。

 熊本県山鹿市には、森林によるCO2吸収量などを調べる施設がある。杉林から頭を突き出す森林総研の「フラックスタワー」だ。同総研九州支所の清水貴範・主任研究員は「森林がどれぐらいCO2を吸収、放出するのか、季節でどれほど変わるのか。わかっていないことは多い」。

 高さ約50メートル。先端部にCO2や水蒸気量、風速、風向などを測る機器を備える。清水さんは週に1度は、風雨にさらされた機器の調整や点検のために塔に登る。「より精度の高いデータを集めることが、将来の予測に役立つ」

 九州大の射場厚教授(植物生理学)は「植物がCO2に反応する仕組みもよくわかっていない。分子レベルでの本格的な研究が始まったところだ」と話している。(福島慎吾)


http://www.asahi.com/science/update/0921/SEB200809210001.html?ref=any
タグ:CO2
posted by ナノ at 12:47| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/107011890
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック

楽-11 地球温暖化?「最近熱射病が多いんだよ!」
Excerpt: 一度お話ししたと思いますが、私の友達にゼネコンに勤めているものがいます。マスコミを賑わす時は、たいてい、悪役を演じるあのゼネコンです。建物を壊したり、建てたりする建設工事を行う会社です。彼とは、時々一...
Weblog: 『春夏秋冬 喜怒哀楽』
Tracked: 2008-09-25 22:15