2011年07月07日

激しい引き波、海底露出 南三陸町の住民撮影

 東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城県南三陸町の住民が発生直後、巨大津波の激しい引き波で志津川湾の海底が現れた様子を撮影していたことが分かった。周辺の海域は水深10〜20メートルとみられ、津波による海面上昇分との水位差は推定30メートル以上あった可能性もあるという。陸上に痕跡が残る遡上(そじょう)高とは異なり、瞬間現象の引き波の様子をとらえたケースは珍しく、専門家は「津波のメカニズムを解明する上で貴重な資料だ」としている。

 撮影したのは南三陸町の養殖業、遠藤幸宏さん(46)。震災発生直後の3月11日午後3時ごろから約3時間にわたり、志津川湾を望む高台にある自宅や裏山の離れからデジタルカメラで撮影したという。

 カメラの内蔵時計の記録を確認すると、最初の1枚は午後3時12分、沖合の養殖いかだが湾外へ一気に引き流され、一部の海底が露出した様子を撮影。その後徐々に海面が盛り上がり、3時32分、第1波とみられる津波が襲来し、海岸沿いの町中心部を直撃した。

 遠藤さん宅は海抜10メートル以上の場所にあるが、第1波の襲来後もどんどん水位が上がり、1階部分まで浸水。幹線道路を挟んだ裏山の離れへ家族と避難し、その後も撮影を続けた。

 午後3時43分には、市街地から家屋や漁船、無数のがれきが猛烈なスピードで沖合へ流される様子を撮影。5時23分には、第2波以降の引き波で志津川湾の茶褐色の海底がくっきり現れ、約2キロ沖合にある荒島まで歩いて渡れそうなほど水位が下がった様子が記録されていた。

 遠藤さんは「過去に起きた大地震で荒島まで渡れるくらい水が引いたとの言い伝えを聞いていたが、本当に海底が見えるくらい水位が下がるとは思わなかった」と振り返る。

 一方、東北大大学院工学研究科災害制御研究センターの今村文彦教授(津波工学)は「事後の検証が難しい海域での引き波の様子をとらえた貴重な写真だ」と評価。「志津川地区への押し波は15メートルの高さがあったことが確認されており、最大波で海底が露出した引き波との海面差は30メートル以上あったと推定される。第1波より第2波以降の方が大きかったことも裏付けられたといえる」と話した。

想像を絶する津波です

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110706-00000634-san-soci
posted by ナノ at 17:22| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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